心筋症 拡張型 肥大型
いろいろな心筋症エントリー一覧
- 拡張型心筋症とは?
- 拡張型心筋症は、心筋の細胞性質が変化することによって起こります。心室の壁が伸びてしまい、心臓自体の表面積が大きくなってしまう上に、心臓内部の空間が余分に大きくなってしまいます。膨らませた風船の空気をもう一度抜くと、ゴムが伸びてブカブカっとした感触になりますよね。それに似た状態が心臓で起こっているのです。そして左心室の壁が伸びてしまうと、心臓から全身に送る血液が上手く循環しなくなり、ポンプ機能は著しく低下してしまいます。うっ血性心不全と呼ばれる状態になり、非常に危険です。心筋の壁の伸び具合によって...
- 肥大型心筋症とは?
- 肥大型心筋症とは、心臓の筋肉が肥大することによって引き起こされます。この心筋症も、明らかな原因がありません。それにも関わらず、局所的に心筋が肥大してしまいます。心筋が肥大すると、内腔が非常に狭くなり、心臓の収縮や拡張機能が低下します。こうなることによって、体が通常必要としている血液を送り出すことが出来なくなります。血液が肺でうっ血し、肺水腫を引き起こしたり、血液の流れや濃度が悪くなることで血栓になり、動脈で目詰まりを起こします。症状としては、食欲や運動能力の低下、疲労感、呼吸困難などが挙げられま...
- たこつぼ心筋症とは?
- たこつぼ心筋症・・・ちょっとユニークな病名で馴染みのない名前だと感じる方も多いでしょう。これはストレスなどの心理的要因からくる心筋症です。左心室の形がたこつぼのような形に変形してしまうことからこの名称が付きました。左心室の下部が収縮でない状態で、上部が過剰収縮してしまう病気です。胸の不快感・圧迫感・息苦しさ・全身の疲労感などの症状が見られます。この症状から見てみると、拡張型心筋症などと似ていますね。原因は、心筋症の場合、特定されていないのが現状です。しかしたこつぼ心筋症の場合はストレスが第一の危...
- 特発性心筋症とは?
- 特発性心筋症とは、数種類ある心筋症を分類したうちの一つです。拡張型心筋症や肥大型心筋症などは、特発性心筋症に分類されます。これは、原因がはっきりと明確にされていない心筋症を表すものです。反対に、特定の原因が分かっている心筋症については「特定心筋症」と呼ばれています。特発性心筋症は、うっ血性心不全を併発することが多く、その症状としては不整脈・疲労感・呼吸困難・浮腫などが挙げられます。特発性心筋症は、急死に至る可能性の高い心臓疾患であるので、その急死の予防に注目が集まります。まずはどのような病態であ...
- 拘束型心筋症とは?
- 拘束型心筋症とは、心内膜が硬直してしまうことによって心臓の働きに必要な収縮運動が出来なくなる心臓病です。通常、心臓はゴム風船のように柔らかい状態が望ましく、伸びたり縮んだりという収縮運動を行うことで機能をしています。この収縮運動が行われないと、体や脳に血液を送ることが出来なくなり、様々な障害を引き起こします。心内膜が硬くなって、動きを拘束するという意味からも『拘束型心筋症』という病名になっています。心不全、不整脈、塞栓症などの症状を引き起こしますので、悪化すると大変なことになります。心不全症状と...
- 虚血性心筋症とは?
- 虚血性心筋症とは、実際に正しい医学用語として認められているものではありません。特徴としては、拡張型心筋症とよく似た状態で、冠動脈に狭窄がある場合に、その領域の心筋収縮が低下することにあります。狭窄が複数できてしまうと、左心室全体の収縮機能が低下してしまいます。心筋梗塞などの部類にされることも少なくないようですが、実際は別の疾患であると考えられます。虚血性心筋症は、虚血性心疾患の一部であり医学用語として認められてはいませんが、日常的に使用される病名です。心筋梗塞後に起こることが非常に多いケースであ...
- アルコール性心筋症とは?
- アルコール性心筋症は、特発性の心筋症である拡張型や肥大型と大きく違うものです。特発性のように原因がはっきりしていないような心筋症は治療方法も難易であると言えます。しかしアルコール性心筋症の場合、原因はその名の通りアルコールの過剰摂取による心筋症であります。日本酒であれば1日に4〜5合以上飲むような大酒豪の方は、将来的にアルコール性心筋症になる危険性は大きいと言えます。過剰なアルコール摂取を10年以上続けている場合に発症する可能性が高いということです。もちろん、原因はお酒の飲みすぎですから禁酒によ...
- カテコラミン心筋症とは?
- カテコラミン心筋症。これはたこつぼ心筋症のようにストレスによるホルモンの乱れや、脳内の神経伝達に異常が出ることに関連があります。カテコラミンとは、脳内に分泌される神経伝達物質であるドーパミンやセロトニンなどの基本の核となる物質です。これはホルモンバランスを整えて、心身を正常に保つために必要な神経伝達物質です。しかしこれが、心筋症との関係があるの?と思われる方も多いでしょう。カテコラミンの異常分泌が原因となって、血圧の調節が上手く出来なくなることが問題に挙げられます。よく、カッとなって怒りを覚えた...
- 周産期心筋症とは?
- 周産期心筋症とは、もともとの心筋症などの疾患が分娩時や出産予定日付近、出産後に発症する症候群のこと。症候群であるため、周産期心筋症という病気じたいに掛かったという考えは間違いです。特に多産婦、30歳以上の女性、高齢出産の分娩時、双胎妊娠、および中毒症の合併を起こしている妊婦に良く見られるようです。周産期心筋症の5年生存率は50%と半数で、その後の妊娠に関しては再発する恐れが非常に高いので危険です。妊娠・出産にはもともと少なからずリスクがあるのが大前提です。特に分娩時はかなりの体力の消耗や心臓への...
- 産褥心筋症とは?
- 産褥心筋症とは、妊娠後期に見られる動悸や息切れ、疲労感、浮腫み、胸痛などの心不全の症状を表すものです。拡張型心筋症と非常によく似た疾患です。近年ではあまり発症する妊婦が少なくなった疾患です。元々何も心臓病を抱えていない妊婦が、分娩を期に心不全を起こすものであり、出産後になれば回復します。産褥心筋症は、出産後遅くとも6ヶ月ごろには治ることがほとんどです。無事に分娩を終えることが出来れば生死に関わるような心配は必要ないと考えられています。しかし、まれに慢性心不全へと変化してしまう場合もありますし、悪...